空き家活用支援事業(兵庫県限定の支援事業)

この事業は、令和6年8月時点で予算の上限に達したため、受付を一時停止しました。

【今後の受付再開について】

現在申請の受付を行うことはできませんが、再受付可能になった場合の受付順を先着順に仮受付簿に記入していきますので、「工事着工が令和6年12月頃以降になることが可能であり、令和7年3月31日までに工事完了が可能である方」は、必要書類が整った段階で各市長村窓口に申請書類を提出ください。

※再受付が可能となった場合は、受付情報をホームページ上にアップします。(再受付ができず事業がそのまま終了する場合もあります。)

となっていますので全くチャンスが無いわけではありませんので、条件に当てはまる人は必ず申請しましょう。

支援事業について

【支援事業の目的】

空き家の増加は、地域コミュニティの希薄化や地域活力の低下を招き、また、放置すれば周辺生活環境や安全性を悪化させるものです。さらに、今後も空き家の増加は見込まれることから、空き家解消に向けたストック活用が大きな課題となっています。

当事業では、空き家の改修費を補助することにより、空き家の活用を促進します。

となっています。

色々と要件がありますが、簡単に説明すると・・・

■田舎暮らしを始めたい人が、田舎の空き家を購入しリフォームすれば、兵庫県から補助金が貰えますよという事業です。

■また事務所やシェアハウスとして利用したり、地域の交流所として利用する場合も、田舎にある空き家をリフォームしたら補助金が貰えます。



この支援事業を受けるのに【注意点が3つあります】

①リフォームしようとしているエリアが補助金の対象エリアになっていること。

②対象エリア内でも市街化区域内でないこと。

③空き家であること


この3つ全てに当てはまらないと補助金がでません。その他にも要件がありますので必ず確認してください。

ではその条件をみていきましょう!

対象エリア

まず確認いただきたいのが、兵庫県内での対象エリアです。
全ての市町村区が対象となっていませんので、自分が家を探しているエリアに該当しているか必ず確認してください。


【次の全てに該当するエリア】

神戸市、明石市、姫路市、尼崎市、西宮市以外のエリア


市街化区域以外の区域
 (ただし、姫路市の旧香寺町、加東市の旧滝野町、たつの市の旧新宮町・揖保川町・御津町の市街化区域は対象)

※市街化区域について、県の直接補助は受けられませんが、建物が所在する市町の制度により、補助を受けられる場合があります。制度の有無については、市町の担当窓口にお問い合わせください。


この【市街化区域以外の区域】が重要です。

ここで簡単なイメージで説明すると

【市街化区域】・・・街中

【市街化区域以外の区域】・・・農村など、街から離れた場所

つまりは街の中にある家は対象外となります。逆に街から離れた農村などがこの補助金の対象となります。過疎化が進んだ田舎の空き家を何とかしようというのがこの事業の柱となっていて、そこに新しく住む人の為の助成事業となります。

自分が購入を考えている場所が【市街化区域以外の区域】かどうかを確認するには、市町村区の用途地域図で簡単に確認できますので、購入する前に必ずチェックしましょう。

市街化区域の説明は、スーモにも記事が出ていますので興味がある人はリンク先を参照してください。

スーモ:
市街化区域とは?市街化調整区域とはどう違う?家や土地を買う際に知っておきたいことを解説

対象となる空き家

次の全てに合致する空き家

・一戸建ての住宅の空き家又は共同住宅の空き住戸で、申請時点で空き家であること

・空き家の期間が6ケ月以上であること

・築20年以上経過した家であること

・台所、浴室、便所の水周り設備のいずれかが10年以上更新されていないこと

・耐震性能を有する空き家であること(改修後において一定の耐震性を確保する場合も可)

・土砂災害特別警戒区域等に位置していないこと

補助対象者

空き家を住宅、事業所又は地域交流拠点として活用するためにリフォームする者。

※ただし、リフォーム後10年以上住宅等として活用する場合に限ります。

補助対象とする経費

・改修工事費(リフォーム費用)

・事務機器取得費(地域交流拠点型でコワーキングスペースに活用する場合に限る)

種別

対象となる種別は以下の3つになります。

■住宅街

一般タイプ:住宅として活用するもの(貸借の場合も対象)

若年・子育て世帯タイプ:夫婦の満年齢の合計が80歳未満又は高校卒業までの子がいる世帯が自己居住用の住宅に活用するもの(空き家の所有が要件)

UJIターン世帯タイプ:県外に居住する世帯が県内に移住し、自己居住用の住宅に活用するもの(空き家の所有が要件)

学生シェアハウスタイプ:学生向けのシェアハウスとして活用するもの(貸借の場合も対象)



■事業所型

一般タイプ:事業所として活用するもの(貸借の場合も対象)

UJIターンタイプ:県外に居住する者が、県内の空き家を自己業務用の事業所として活用するもの(空き家の所有が要件)



■地域交流拠点型

地域交流拠点型:地域交流拠点として活用するもの(貸借の場合も対象)


■補助額は上記の種別によって異なります。

■一戸建て共同住宅によって補助金額が異なります。

結構数が多いので自分に当てはまるところだけみてください!

まずは【住宅型】の一戸建てから見ていきましょう!

住宅型・一戸建ての住宅(一般タイプ)

これは普通に家を購入し、リフォームする場合です

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上150万円未満 40万円
150万円以上200万円未満 60万円
200万円以上250万円未満 75万円
250万円以上300万円未満 90万円
300万円以上 100万円

住宅型・一戸建ての住宅(若年・子育て世帯タイプ)

夫婦の満年齢が80歳未満又は高校卒業までの子供がいる世帯

子育て世帯向けの補助額です。一般に比べ優遇されています。

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上150万円未満 60万円
150万円以上200万円未満 85万円
200万円以上250万円未満 110万円
250万円以上300万円未満 135万円
300万円以上 150万円

住宅型・一戸建ての住宅(UJIターン世帯タイプ)

県外から兵庫県内に移住する人向けの補助額です。

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上150万円未満 60万円
150万円以上200万円未満 85万円
200万円以上250万円未満 110万円
250万円以上300万円未満 135万円
300万円以上 150万円

住宅型・一戸建ての住宅(学生シェアハウスタイプ)

学生向けのシェアハウスとして活用するもの(賃貸も対象)

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上150万円未満 60万円
150万円以上200万円未満 85万円
200万円以上250万円未満 110万円
250万円以上300万円未満 135万円
300万円以上350万円未満 160万円
350万円以上400万円未満 185万円
400万円以上 200万円

次に【住宅型】の共同住宅を見ていきましょう!

住宅型・共同住宅(一般タイプ)

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上150万円未満 40万円
150万円以上200万円未満 60万円
200万円以上 65万円

住宅型・共同住宅(若年・子育て世帯タイプ)

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上150万円未満 60万円
150万円以上200万円未満 85万円
200万円以上 100万円

住宅型・共同住宅(UJIターン世帯タイプ)

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上150万円未満 60万円
150万円以上200万円未満 85万円
200万円以上 100万円

住宅型・共同住宅(学生シェアハウスタイプ)

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上150万円未満 60万円
150万円以上200万円未満 85万円
200万円以上250万円未満 110万円
250万円以上300万円未満 135万円
300万円以上 150万円

次に【事業所型】の一戸建ての住宅を見てみましょう!

事業所型・一戸建ての住宅(一般タイプ)

対象工事費 補助金額
150万円未満 対象外
150万円以上 200万円未満 60万円
200万円以上 250万円未満 75万円
250万円以上 300万円未満 90万円
300万円以上 350万円未満 110万円
350万円以上 400万円未満 125万円
400万円以上 450万円未満 140万円
450万円以上 150万円

事業所型・一戸建ての住宅(UJIターンタイプ)

対象工事費 補助金額
150万円未満 対象外
150万円以上 200万円未満 85万円
200万円以上 250万円未満 110万円
250万円以上 300万円未満 135万円
300万円以上 350万円未満 160万円
350万円以上 400万円未満 185万円
400万円以上 450万円未満 210万円
450万円以上 225万円

次に【事業所型】の共同住宅を見てみましょう!

事業所型・共同住宅(一般タイプ)

対象工事費 補助金額
150万円未満 対象外
150万円以上 200万円未満 60万円
200万円以上 250万円未満 75万円
250万円以上 300万円未満 90万円
300万円以上 350万円未満 110万円
350万円以上 115万円

事業所型・共同住宅(UJIターンタイプ)

対象工事費 補助金額
150万円未満 対象外
150万円以上 200万円未満 85万円
200万円以上 250万円未満 110万円
250万円以上 300万円未満 135万円
300万円以上 350万円未満 160万円
350万円以上 175万円

次に【地域交流拠点型】の一戸建ての住宅を見てみましょう!

地域交流拠点型・一戸建ての住宅

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上200万円未満 75万円
200万円以上400万円未満 150万円
400万円以上600万円未満 250万円
600万円以上800万円未満 350万円
800万円以上1000万円未満 450万円
1000万円以上 500万円

次に【地域交流拠点型】の共同住宅を見てみましょう!

地域交流拠点型・共同住宅

対象工事費 補助金額
100万円未満 対象外
100万円以上300万円未満 100万円
300万円以上500万円未満 200万円
500万円以上700万円未満 300万円
700万円以上 350万円

その他の要件

・本事業により改修(リフォーム)を行った建物は、本事業終了後、10年以上活用することが必要ですので、転売等はできません。

・建築基準法、都市計画法、農地法等の許可が必要な場合があります。市街化調整区域においては、原則として都市計画法の許可が必要となりますので、手続きが完了した後でなければ申請できません。

・交付申請を行い、交付決定を受けた後に工事請負契約及び工事着工すること。(交付決定前に工事着工した場合、補助金は交付できません。)

・工事請負契約者及び工事代金の支払いの領収書等の宛名は、この事業の申請者と同じ者とすること。

・令和7年3月31日(月曜日)までに、改修工事及び工事代金の支払いが完了している必要があります。(期日までに工事及び支払いが完了しない場合、補助金は交付できません。)

・補助金は、完了実績報告書の提出後に実施する検査に合格した後交付します。

・本補助金は、一時所得として所得税の課税対象となる場合があります。国庫補助金等に係る総所得不算入の申告等については、税務署又は税理士にご相談ください。

申請期間

令和6年4月15日(月曜日)~令和6年12月27日(金曜日)まで。

※令和6年8月時点:予算の上限に達したため、受付を一時停止しております。

申請手続き・必要書類

申請手続き・必要書類は下記兵庫県HPをご覧ください。

兵庫県:空き家活用支援事業HP

まとめ

兵庫県の空き家活用支援事業では、かなりの額のリフォーム補助金がでます。

県内の市街から田舎に引っ越して暮らしたい人、県外から兵庫県の田舎に引っ越しきて暮らしたい人は必ず受けたい補助金です。

また学生シェアハウスの経営や、田舎に事務所を置きたい人にもおすすめです。また今後、空き家問題が加速していき兵庫県内の市街化調整区域が【空家等活用促進区域】に指定されることがあれば、より多くの事業を営むことができるようになりますので、会社経営者の方にはそこら辺も今後目が離せないところです。

※市街化調整区域では、そのエリアに住む人の日常を支える商売のみ許可されています。(スーパーやコンビニ、病院等)。今後【空家等活用促進区域】に指定されることがあれば、用途変更の緩和によってカフェやホテル、事務所、社宅等へ利用できるようになります。

私も老後は田舎で暮らしたい派なので、私が会社を退職して隠居する時にまでこの支援事業があることを願うばかりです。

令和6年8月時点で予算が達し、現在は受付を停止しておりますが、再受付可能になった場合の受付順を先着順に仮受付簿に記入していますので、あきらめずに、まずは申請してみましょう。

空き家探しには色々なHPがありますが、その中のひとつをここで紹介しますね。

居住用に絞ってますので、田舎暮らしをはじめたい方はこちらのサイトをご覧ください。

HP兵庫で田舎暮らし


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