宅建業の免許番号が(3)になりました!そもそも免許番号の意味することとは?

弊社もお陰様で2023年9月に、宅建業の免許番号のある場所が(3)になりました。これもお客様あっての数字と言えます。

本当にありがとうございます。


では、この(3)が意味するところを知っている人はどれくらいいるのだろうか?

以前(2)だったのが(3)になったってことで人間でいう年齢みたいなものだろうとは容易には推定できますが、じゃぁ実際何歳なんだろうか?またのその意味は?

この記事では宅建業の免許番号で分かることをご紹介していきます。

宅建の免許証番号とは

まず大前提として、宅地建物取引業を営むには必ず【宅建業免許】が必要です。

免許をとると免許証番号をもらうことができ、兵庫県の場合だと

「兵庫県知事(1)第〇〇〇〇〇号」又は「国土交通大臣(1)第〇〇〇〇〇号」のどちらかの番号をまずもらうことになります。

「兵庫県知事(1)第〇〇〇〇〇号」は兵庫県
でのみ営業している会社がもらう番号。

「国土交通大臣(1)第〇〇〇〇〇号」は2つ以上の都道府県
にまたがって営業している会社がもらう番号。

となります。

なんとなく国土交通大臣の免許の方がえらそうな免許に感じるかもしれませんが、上記の説明のように免許に上下はありません。

弊社の場合は兵庫県でしか営業をしておりませんので、兵庫県知事(3)第401443号という番号をいただいて営業をしております。弊社がこの先事業拡大で他県に支社を開くと国土交通大臣免許になります。

この免許番号はホームページの会社概要で確認することも出来ますが、上の画像のような【宅地建物取引業者票】を事務所のわかりやすい場所に掲示することが義務づけられていますので、どの不動産屋に行っても必ず店頭で見ることが出来ます。


宅建の免許証番号の見方、その内容が示すものとは

では実際に免許証番号の見方を確認していきましょう。

弊社の免許証番号は「兵庫県知事(3)第401443号」となります。

前半の兵庫県知事は先程述べた通り。

では次の(3)は、冒頭で御礼を申し上げた今回のテーマとなる数字です。

はじめに人間の年齢と同じようなものと述べましたが、実際は何かというと、宅建免許の更新回数を表す数字となっています。

宅建業免許の有効期限は5年間

となっており、更新した回数に1を足した数字が記載されています。

免許を取得した時に(1)が貰えますので、弊社の(3)とは免許を2回更新したということになります。

つまりは宅建業を営みだして10年を超えたということになり、冒頭の御礼は、お陰様で10周年を迎えることが出来たという言葉となります。
弊社の場合は元々個人で色々な業種やっていたので会社歴は15年以上ですが、宅建業は
10年ですよということになります。

(3)が示す信頼度はどうなのか?

ネット上では【更新回数が多い=会社歴が長い=信頼できる】といった言葉を見ることが出来ます。

色々と事情もありそれが絶対に正しいとは言いませんが、私個人としてはそれはあながち間違った表現とも思いません。

コンビニの約3倍もあるといわれる宅建業者ですが、日々開店・閉店を繰り返しており、弊社が10年間営むことが出来たという自負からもそう言えるのかもしれません。

実際私も同じ業者ですが、(1)の場合はおっ!また新しい業者が開店したなと思ったり、(10)はおじいちゃんが一人でやってるのかなぁとか思ったりもします。

数字が小さいと新しい会社(信頼が薄い)、数字があまりにも大きいとおじいちゃんがやっている街の不動産屋さん(経験はあるが現況の不動産情報に疎い)といったイメージをその数字から私はよく連想します。

そう考えると(2)~(6)位が家を探すにはまだ信頼できるのかなぁとか思ったりもします。

独断と偏見です!

数字だけでは分からないこともあります

では【数字が低い=業歴が浅い】とは限らない色々な事情もここで説明しますね。

その例とは

■「都道府県知事免許」から「国土交通大臣免許」に切り替わる場合

■「個人事業主」から「法人」に切り替わる場合

の場合、宅建免許番号は(1)になります。

例えば2000年に兵庫県で創業した宅建業者A社があったとします。今を2023年としますと免許証番号は「兵庫県知事(5)第〇〇〇〇〇号」となります。
しかし2022年に業務拡大の為、大阪へ支店を出した場合免許証番号は「国土交通大臣(1)第〇〇〇〇〇号」へと切り替わります。これを【免許替え】と言います。創業23年の会社でもこのような理由で(1)となります。個人的には(5)の番号は引き継いで良いのではないかと考えますが、それはダメということだそうです。

個人事業主も同様で法人になった場合には(1)の番号となります。実は弊社もこれに当てはまり、法人に変更した時に(1)という番号になりました。

このような理由で【数字が低い=業歴が浅い】とは言えないこともあります。



逆に数字が大きくても実際は経験が浅い業者もあります。

■不動産会社を事業譲渡によって入手した場合

例えばAさんという不動産業に対してずぶの素人の人がいたとします。創業25年の不動産会社をAさんが事業譲渡で手に入れ代表取締役に就任したとします。その場合は免許番号は(1)に戻らず、(5)のまま営業を続けていくことが出来ます。
これが社員をたくさん抱える会社であればそんなに問題もないでしょうが、Aさん個人で不動産業を営んだ場合、Aさんはずぶの素人なので経験があるとは言えませんよね。

免許証番号でその会社の信頼度は分かるのか?全日本不動産協会の見解は?

上記のように免許証番号だけではその信頼度を図ることは絶対ではありません。

では不動産業界を管理している全日本不動産協会はそれをどのようにとらえているのでしょうか?

全日本不動産協会の見解

免許番号から、不動産会社の免許権者(国土交通大臣か都道府県知事)と免許の更新回数を確認することが出来ます。免許は5年ごと(平成8年3月以前は3年ごと)に更新されますので、更新回数が多い会社は営業歴が長く、一定の経験を有すると判断できますが、更新回数が少ない場合でも、高いノウハウを有する会社もあります。あくまでも免許の更新回数は、不動産会社を選択するに当たっての参考情報として確認しましょう。
引用元:不動産会社について調べる 公益社団法人 全日本不動産協会

と見解を述べています。


一概には言えませんが、数字が大きいことに対しては一定の評価を与えています。ただ注意として数字が小さいから経験が浅いとは限りませんので注意が必要ですよとなりますね。

ひょっとしたら弊社の(3)はちょっとは誇っていいのか!という思いから勝手にこの記事を書いてたりします!
これぞ自己満の極みなり!

行政処分をされた会社かどうかの確認は?

今まで番号のことを述べてきましたが、また別の所のお話で、どの会社が国や県から行政処分を受けたかは県のHP等で確認することが出来ます。

一概に行政処分を受けた会社が全て悪いとは思いません。

人間は完璧ではなく、忘れることだってあります。その忘れによって行政処分されることだって宅建業ではあります。

その行政処分を受けた内容もそのHPで確認することが出来ますので、それがあまり悪質でない場合はそこまで気にすることはないと思います。特に忘れ系は許してあげて欲しいです、個人的には。
もちろん弊社は行政処分を受けたことはありませんので、安心してください。

筆者の経験談ですが、10年以上前ですが地元の中堅企業で働いていた時、その会社が行政処分を受けて何日かの営業停止処分を受けました。
内容は契約者が解約申し出をした時に、担当営業マンが手付金を返金しないとごねた結果、契約者が宅建協会に相談し手付金を返さないということが宅建業法に引っ掛かり行政処分を受けました。これは担当営業マンが一人でごねて処罰されたケースで、ビッグモーターのように会社がらみでの業法違反ではありませんでした。まぁ不動産業もビッグモーターを同じくらいブラックな印象を私自身は持ってますが・・・・。どちらも歩合給が多いという共通点があり、お金の為に人の心をなくした人をたくさん見てきました。
あっ 弊社にはそんな人はいないのでご安心ください!


ちなみに

令和5年度の兵庫県の監督処分の一覧はこちらをクリック!

令和4年の兵庫県の監督処分の一覧はこちらをクリック!



などがあります。

不動産業界はビッグモーターのような会社ぐるみというのはあまりないとは思いますが、個人業者の場合はある程度不正はあるかもしれません。ただ宅建業の場合はかなり厳しい処分が下されますので自動車業界よりはまだ大丈夫かもしませんね。


最後に

ここまで宅建番号の見方、行政処分等を見てきましたが、あくまでこれらは判断の一つの指標でしかありません。

近年携帯が普及し、私たちは何かを調べる時すぐ携帯で検索しますよね。

携帯があれば先程の行政処分を見ることも出来ますし、宅建番号の更新数が多いか少ないかも見ることは出来ます。

しかしネットの情報はあくまで一つの指標であり、全てではありません。

やっぱり何と言っても人と人の繋がりは、会ってみて、話してみてではないでしょうか。

信頼できる不動産会社を選ぶ上で大事なことは、実際に店舗に足を運んでみて営業マンと話をしてみることが一番だと思います。

営業マンによって受ける印象は多種多様です。口がうまく人を乗せるのがうまい人、口下手だけど真摯に対応してくる人、本当に色々な人が世の中にはいます。筆者は基本的に不動産の営業マンで好きな人は少ないです。ビッグモーターではありませんが、お金の為に自己中心的な人をたくさん見てきました。でも、中には本当にお客様に誠実に対応する営業マンも少ないですがいました。この人なら家を買ってもいいなぁと思える人を。

これから家を探そうと考えている人はそんな営業マンに会えるよう、たくさんの人と会い、その相手の本質を見抜くことが出来る目を養いましょう!

不動産とは購入がゴールではありません。購入後も色々な問題などが起きたりします。それに真摯に対応してくれる会社・営業マンに出会えることを心から願います。

最後に言えるのは、宅建免許の番号の数字だけを見て判断する場合、その数字が大きいということは、それだけの期間会社が存続出来ているという事=【信頼】と読み取ることは絶対に間違いではありません。あくまでも信頼度であって、その数字が低いからその会社は経験が浅い、ダメだとは違います。
よく老舗店がを例える言葉、【信頼と実績】と同じようなものと思っていただけたらと思います。


記事がとっ散らかってきましたが、免許証番号(3)をいただいたうれしさからこんなへんてこな記事を書いてみました。

お付き合いありがとうございました!!


注意:購入を検討する物件によってはその売主からしか購入できない場合があります。その会社に営業マンがたくさんいる場合は営業マンのチェンジを要請することは出来ますが、一人しかいない場合は諦めるしかありません。だってその人からしかその物件を買うことが出来ませんから。。。




  • 明石市役所HP

    明石市役所HP

  • 神戸市役所HP

    神戸市役所HP

  • 稲美町HP

    稲美町HP

  • 播磨町HP

    播磨町HP

  • 明石市学校区検索
  • 神戸市学校区
  • 加古郡稲美町の学校区
  • 加古郡播磨町の学校区